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今、改めて「いしよしは現実」を 噛みしめようじゃありませんか。

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池田理代子先生講演会


福岡県立美術館にて、ベルサイユのばら展が始まるのを記念して
都久志会館にて池田理代子先生の講演会があったので
意気込んで行って参りました。

平日の昼間に気軽に行けるなんて
マジでもう会社勤めとかできんわw

しかも無料ですよ、無料!
どんな大サービスだから一銭もとらないんですかね!
お金出しても聞きたい講演ですけど!まあ有り難いんですけど!!!






20121026.jpg


ということで、会社を抜け出してきた彼女と、
ベルばら好きな彼女の同僚の3人で連番して見に行ってきました。

先週の豊田真奈美もそうですけど
なんか私の人生で生で見れることなんてないだろうな、と
思っていた人と会える喜びでハンパない興奮でした。
だって池田理代子先生って
少女漫画界では手塚治虫ばりの伝説レベルに達してません?
藤子不二雄レベルかな。まぁどっちでもいいけどw


そんな先生が出てキタ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!


綺麗!若い!お元気!生きてる!本物!!!

たった1時間の講演会だったんですが
こちらをまったく飽きさせることのないお話のお上手さ。
本当に漫画家先生なんですか…??

とにかく感激しきり。





最初はジャブで福岡の思い出話などで会場をあっためつつ、
どうしてベルばらを描くに至ったのか、そのきっかけや
オスカル誕生秘話、連載当時の制作環境などなど。

それこそ何十回、何百回と話されてるであろうことを
ウキウキと楽しそうに、まるで初めて話すお話のように話されていて
本当に感激した次第でございます。


お話を聞いていて感動したのが
池田先生の理知的な語り口とその内容。
ほんっとに頭が良い人に話し方だなぁと。


最後、質疑応答での「一番お好きな男性キャラは?」の答えが
きっぱりと「ルイ16世」。
意外な答えに思わず笑った観客に
「あら、みなさん笑っていらっしゃるけど、本当に素敵な男性だったんですよ笑」
「生涯お妾さんを作らなかった」
「錠前オタクみたいに言われますが、そもそも手に職をつける習わしから
 偶然錠前作りを選び、偶然その才能があっただけのこと」
と、熱くルイ16世のことを話されていて面白かったし勉強になりましたw


池田先生って、17歳の時、学校で出された
課題図書が『マリーアントワネット』だったと。
それを学校帰りのバスの中で読み終え、本をパタンと閉じた時に
「ベルサイユのばら」というタイトルが浮かんだんですって!

ぎゃーなにそれめちゃくちゃ格好いい!痺れる!!!!


話を考えていたら夜も眠れないほど面白いものが
世に出して受けないハズがない!と絶対の自信でもって
当時の少女漫画界でタブーとされていた歴史ものである
ベルばらの連載をスタート。


この話を聞いて、この当時の少女漫画家先生方には
表現したくて仕方ないものがあったように思いました。

もちろん鉄板の恋愛がベースにありますが
プラスアルファで「この漫画でどうしても言いたいこと」があるというか。




当時読み捨てにされていて社会的文化価値も低かった漫画を
「読み継がれるもの」にしたかったと仰る池田先生。
それが見当違いの目標ではなく体現しちゃうんだから本当に凄い。

「読み継がれるもの」の題材として
「歴史もの」というのはうってつけですよね。
時代が変わっても元々古いことを描いてるから題材が古くなりようがないし。
目標と描きたいものが一致したという素晴らしい作品だと思います。

なおかつ、それにプラスして女性の社会進出というか地位向上というか
女性が自分の意見を言うことへの主張というか。

これだけのボリュームを織り込まれ、綺麗に完結した作品が
名作と呼ばれないわけはないですよね!




しかし秘話として
オスカルが老けて生きていくのが想像できなかったから
じゃあオスカルは革命で死なせようと思った、というのには爆笑しましたw
万が一、革命で死ななくても必ず死ぬように
革命前から血を吐かせてたんですってよwwwwww

ネタレベルすぎてマジでおもしろいwwwww




というわけで、大充実で大変実のある
物凄くためになって面白かった講演会でした!

なにかの機会でお話を聞くチャンスのある方は
是非とも行ってみてくださいね^^

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