訃報 日記 2011年02月21日 このブログを読んでくれている人には 一切関係のない記事なんですけどすみません。 今日、ヤフーニュースを見てたら キャンドゥ社長が亡くなった記事があって おいくつだったのかしらーとリンクをクリック。 お悔やみページに飛んで、 下には最近亡くなられた人の名前が 列挙されていました。 そこで見たことのある名前を発見。 <訃報>片山雅博さん56歳=多摩美術大教授 間違えようのない肩書き。 なんということ… 若い、若すぎる。 片山先生若すぎます。 本当に本当にびっくりした。 多摩美のグラフィック学科に通ってる学生は 必ず2年生にアニメーションの授業を受けます。 その担任が片山先生でした。 っまー、いい先生だったんです。 優しいし、話は面白いし、外見に似合わずスゴイ情熱家だしw 作品を仕上げない人にはもの凄く厳しい人だったけど 逆に言えば、期限にちゃんと完成作品を出せば ある程度未熟でも絶対にプラスの評価をしてくれる先生でした。 それが自信になり、3年になってアニメーション授業を 選択をした人は少なくないはず。 それぐらい人柄の先生でした。 そういや、アニメの授業だけど、 別にアニメーションの描き方を教えてくれるわけじゃない ってのが面白かったなw ソフトも支給されるわけじゃない。 技術を教えてくれるわけじゃない。 ただ、先生の解説を聞きながらアニメ作品を見て技術を盗む、 という授業だったような。 まあ、美大の授業なんてどこもそんなもんですけどね。 ホント、何も教えてくれず、もらえるのはヒントだけだからw 当時いきなりそんな状況に放り込まれても 何も出来ませんでした。勿体ないことしてたなぁ。 そういや、なんかたいしたことじゃないんだけど質問があって 軽く先生に聞いてみたらすごく一生懸命答えてくれた記憶があります。 そのときに、いい先生だな〜と好きになったんでした。 (たぶん、お母さんといっしょで見たクレイアニメが大好きだったんだけど それってなんて作品だか分かりますか?みたいなことだったと思う。 先生はいっぱい知ってるから色んなの教えてくれるのに 肝心の私の記憶が曖昧で、結論には至らなかったんだった。) 未だに授業で先生が見せてくれたアニメが忘れられなくて 何ヶ月か前にようつべで探してたんです。 不意に無性に見たくなるんですよw ちなみにこれでした。 マーク・ベイカーさんの作品。 この色、細かさ、そして音。 全てが衝撃だったなー。 ヤン・シュヴァンクマイエル作品も この授業で見せてもらったんじゃなかったかな。 アニメって枠は広い!って衝撃でした。 ヤンは違ったかな〜。 友達にビデオ借りた記憶があるけど あれは授業がきっかけだったのかどうか…??忘れた。 今思えばもっとあの授業でやれることもあったし 先生に教えてもらえることもたくさんあったと思うけど そう思えるのは年をとったからなんですよね。 本当に良い先生でした…。 しかし、やっぱり早すぎる。 本当に残念です。 [0回]PR